top of page
しん 山本

利便性と本能はトレードオフ

先日常連のクライアントさんからうかがったお話、「バリアフリーのリフォームをすると早死にする」というのが、強引ではあるけれどもまったく分からなくはないなと思い、ツイッターでも触れたのですがブログでもちょっと書いてみたいと思います。




利便性が良くなると野生とか本能が失われる、というのを以前自分の先生から初めて聞いて衝撃を受けたことがありました。元々備わっていたものが弱くなるといった感じでしょうか。


例えば、料理をするようになって我々の消化器系は弱くなったと言えるかもしれません。包丁で切り、火を通すことで食べやすくなったことの代わりに消化能力はおそらく昔の人より低下していることと思います。また、現代人の顎は小さくなっている傾向があります。これは昔より固いものを噛まなくなってきたことが原因だというのを何かで聞いたことがありました。野生が失われているのかもしれません。


携帯電話やスマホを使うようになって電話番号を覚えなくなったという方も多いんじゃないでしょうか。昔、僕の子どもの頃は家の電話番号はもちろん、よくかける友達の家の電話番号も記憶していたものでした。今はほとんど覚えられません。現在、固定電話は契約しておらず、携帯電話で自分のプライベート用の番号と足整体·町田の番号と2つ使っているのですが、足整体·町田の番号は未だに覚えられません。それくらい覚える必要性がなくなってきているということなんですが、これも脳の代替をスマホがしているということなんですよね。





そして足でもそういったことはあります。電車や車、バイクや自転車を使うことで歩かないことが増えました。歩行数の減少です。それに加えてクッション性の高いソールの靴やインソールを使うことで、足の元々あった能力が使われなくなってきているなというのがここのところ感じていることです。もしかしたらこの数年でリモートワークなどが登場してさらに加速したかもしれませんね。足が足の役割をサボっても問題なくなってきています。足がやっていたことを他が代わりにやってくれるのでどんどんサボり癖がついてしまったみたいです。


浮指という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。うちのクライアントさんは皆さん最初に足型測定をしますので、浮指の判定も出てる方もいらっしゃいますが、これはあしゆびのサボりが原因です。「いや、私のゆびは浮いてません」と仰る方もいますが、床から完全に離れていなくても重さが掛かっていないと浮指と同意になります。

指先に重さがかかっていないとあしゆびの関節が効かなくて弱々しいです。人によっては重さが斜めにかかっていたりして、そういう場合はゆびが斜めに生えてる感じにもなります。

そして巻き爪になったり鉤爪になったりします。爪は元々巻く方向で生えてくるのですが、それを立つこと歩くこと、あしゆびに重さを正しくかけてあげることで、開く方向に力がかかるようになっています。でも歩かない、歩いても短時間、あしゆびに重さがかからない、あしゆびに斜めに重さがかかる、、、等々、いろいろなことで爪が爪の役割を無くしてしまうのです。

ちょっと脱線気味ですね。話を戻します。




上記のように元々は自前でやれていたことが文明の発展と共にやれなくなってきている、こういうことをいろいろな場面で感じています。もちろん便利になることが悪いわけではありません。良いことなのだと思います。けど、それによって失われることがあるというのも事実です。

昔のお家は薪でお風呂を沸かしていました。掃除は床を雑巾がけしていました。トイレは和式でしゃがんでいました。布団は上げ下ろししていました。暮らしの中に運動が組み込まれていました。

現代はボタンを押すとロボットがいろいろやってくれます。とても便利です。

そして人間は生活習慣病を気にしてジムで運動をするのです。24時間やっていますから好きな時に行けます。


便利な世の中なのだと思います。




~足よろこぶ整体院~ 足整体・町田

東京都町田市木曽東4-26-1 新興商事ビル101

営業時間9:30~18:30(当日最終受付17:00)

第2.4日曜日と毎週月曜日はおやすみです

閲覧数:56回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page