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しん 山本

姿勢が良くなるための3つのポイント

足整体·町田の山本です。お久しぶりのブログ更新となってしまいました。


先日、これは月に2回施術を担当している埼玉県東松山市の足整体 高坂でのことなのですが、インフルエンザにかかったクライアントさん、酷い咳が続き、そのため肋骨を痛めてしまったとのことでした。幸い骨折には至らなかったそうですが、しばらくの間、背中~腰をカバーするコルセットを着けていたそうで、おかげでだいぶ痛みは軽減したとのこと。しかし、コルセットを着けていたことで腹筋背筋が弱くなり姿勢が悪くなったかも? ?というお話を聞いたのでした。


頷ける部分がありました。

わたし自身はコルセットを長期間着けるという経験はありませんが、骨格を安定させるため装具を着けると楽になるというのはよくわかります。コルセットをお持ちでない場合は、晒(さらし)を巻くというのも良いかと思います。


次に、コルセットを長く使用していたことで腹筋背筋が落ちてしまったということ。これも理解できます。以前、もう10年以上前ですが、お風呂の時以外はコルセットを常に巻いて生活しているという方、コルセットを着け続けていたことで本来身体を維持すべき最低限の筋力が無くなってしまっていました。ぎっくり腰でいらしたのですが、腰の痛みよりもしっかりと自力で身体を維持できるようになるまでけっこう大変でした。


今までも何度かブログに書いていますが、何か便利なグッズや快適に過ごせるもの、楽なものを使うことで、今まで自前でやれてたことができなくなるということは往々にしてあるようです。これらのものは必要な時に短期集中で使うのがいいのかもしれませんね。




さて、「腹筋背筋が弱くなると姿勢が悪くなる」についてはわたしは違った考えを持っています。

そもそも、姿勢がいいとはどういう状態のことでしょうか。

試しに「姿勢がいい」で検索してみたところ上位にあったサイトには【耳・肩・腰・膝・くるぶしが一直線になる状態】とありました。また、そのためには「体幹の筋肉を鍛えることが、、、」とか「腹筋背筋を、、、」とか「インナーマッスルが、、、」とか書いてあります。3つくらいざっと目を通しましたがどれもだいたい同じようなことが書いてありました。これを見た方は、筋トレして腹筋背筋を鍛えるかもしれません。でも、本当にそうすると姿勢がよくなるのでしょうか。




■姿勢が悪い方の共通点


逆に姿勢が悪い場合、これはわかりやすいかもしれません。頭が胴体よりも前にきている(最近ではスマホ首なんていう言葉もありますね)とか、背中が丸くなっている(猫背)とか、肩が前にきてるとか、腰が入っていないとか、一般的に形がまっすぐでないというのを指して姿勢が悪いと言いますが、足整体·町田ではまずは足に注目します。以下にざっくりとしたものですが姿勢が良くなるための3つのポイントを記載します。


①姿勢が悪いといわれる方に共通していること、その1つ目は、足の接地ができていないということです。足ゆびに重さがかかっていないのです。座っているときであれば、お尻一点で支えている状態で両方の足裏に重さがかかっていません。ですから、足の接地を整えていきます。ここを飛ばすとなかなか姿勢は変わりませんので、とても重要です。


②姿勢が悪い方の共通点2つ目は、股関節が使えていません。股関節が機能的なポジションは、立位でも座位でも、股関節が自由に動かせる位置になります。姿勢が悪い方はこれが後ろにきています(大腿骨頭に乗れていない状態です)から、股関節に乗れるところを覚えていく必要があります。


③姿勢が悪い方の共通点3つ目は、前が縮み後ろが伸びている、です。背中が丸いとか一般的に姿勢が悪いといわれる状態のことです。背中の収縮が足りていませんので背中の収縮をトレーニングする必要があります。




■姿勢が変わるには


上記3点を理解し、適切なトレーニングを繰り返していくことで、重心の感覚が得られます。自分の真ん中を知ることができると言ってもいいかもしれません。今までの姿勢が真ん中ではなかったとわかります。


良い姿勢とは筋肉を使ってその形を留めておくことではありません。脱力していてゆらぎを感じられて、重心が動いた際には瞬時に移動ができて、でも移動しない場合は必要な分だけ筋肉に指令が行きセンターに戻れる(※)。そんな状態が望ましいです。上記3点を理解せずに腹筋背筋をひたすら鍛えても【腹筋背筋がしっかりついている姿勢の悪い人】ができあがるだけなのです。


※『構造医学』では、姿勢の変化には神経の伝達の前に内臓のバランサー機構が働いているとしています。


船のバランサー機構と人体
構造医学

足ゆび、股関節、背中(胸)。これらがしっかりと機能することが姿勢が変わるためには必要です。足整体の施術をお受けになったり、らくらくカラダ塾で身体の使い方のトレーニングをすると、変化を感じていただける方が多いです。それはやる前よりも感覚がUPしたからなのですが、この感覚は時間の経過とともに薄らいでいきます。なので、お家でのトレーニングをやっていただき、感覚の再入力をしていただきたいのです。この再入力を繰り返していくと良い状態が定着しやすくなります。さらにお腹がしっかりとした感じが生まれてきます。これはいわゆる腹筋とは別のものです。そして脳内が上書きされて自分なりの良い姿勢になるかと思います。


他人と比べ(横の比較)ず、過去の自分と比べ(縦の比較)てみてください。継続されますと大きな違いとなることと思いますし、きっと楽しいですよ。




~足よろこぶ整体院~ 足整体・町田

東京都町田市木曽東4-26-1 新興商事ビル101

営業時間9:30~18:30(当日最終受付17:00)

第2.4日曜日と毎週月曜日、毎週火曜日の午前中はお休みです

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