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しん 山本

靴やインソールの選び方

足整体·町田は2000年4月22日に靴屋(ファインノーブル)の併設店としてのスタートしました。靴屋の客層は足にお困りごとのある方が中心で、主にコンフォーシューズを中心に販売していました。靴を変えることで今まで痛かったり疲れやすかった足が快適になる。それはとても大事なことですが、当時の靴屋はそれにとどまらず、そもそもの足自体を良くしていきたいという思いがありました。そして当院は足そのものを良くしていくための整体院という位置づけでオープンしたのでした。


現在は靴屋は閉店しましたが、当院は足を基準に全身を考える整体院として運営しています。その中で、靴選びについてお話させていただくこともございます。




■数字で測れる部分


まずはサイズです。足ゆび先から踵の長さです。だいたい皆さんご自分のサイズは把握されていることと思いますが、それ靴のサイズであることが多いです。足自体のサイズはそれよりも小さくなります。わたしは以前は25.5㎝か26.0㎝の靴を購入することが多かったですが、足の改革に取り組み、自分の足を知ることでそれは大き過ぎるとわかりました。今は25.0~25.5㎝の靴を履くことが多いです。ちなみに足自体のサイズは25.0以下でした。


次に横幅です。足の幅が広い方は細めの靴は履きにくいです(格好いいんですけどね)。

足の横幅もサイズがあります。拇趾の根元から小趾の根元までの長さで、広めの方は3Eとか4Eというサイズのものを選ばれます。外反母趾の方は広くなりますから横幅が広めのものが合いますが、長さとの兼ね合いもありますから難しいところです。


そして甲の高さです。これは靴の中の容積に関係してきます。足に立体感の無い方、薄い平べったい足の方は靴の容積が大きいとサイズ感が合わなくなる傾向があります。その際はインソールで調整することが必要な場合があります。インソールは靴を履いていて痛む方や違和感のある方の微調整に向いているツールです。インソールは100円ショップで売っているものから10万円以上するものまで、かなり値幅があるものです。そして値段が高いから自分に合うかと言うと、必ずしもそうでないこともあります。当院にもときどき、「他所で数万円のインソールを買ってはじめは良かったんだけどだんだん合わなくなってきた」というご相談をされる方もいらっしゃいます。それくらい難しいものなんです。


靴やインソールの選び方では、試し履きをすることが多いと思いますが、お店の中で数分履いた時と実際に購入して生活の中で履いてみた時では履いている時間が違いますから、その時は合っていても後で合わないというケースが出てくるようですね。なので、もし試してみようと思われましたら、インソールの場合は同じメーカーの少し安価のものから試してみるといいかもしれません。


いずれにせよ、数字で測れる部分が購入の際に参考になるのは言うまでもありません。当院では3D足型測定機による足の測定で、足長や足幅、甲の高さを測って足の状態を把握しています。今まで自分の足を測ったことがないという方は、最近はいろいろなところで測定していますから一度測ってみられるといいと思います。




足のサイズだけでなく浮指や外反母趾や扁平足の状態もわかります。
3D足型測定機


■数字で測れない部分


数字で測れない部分も足にはあります。それは足ゆびの具合です。足ゆびが使えているのかいないのか、それは数字で表示できません。そして足ゆびが使えていないといろいろな不具合が身体全体に及ぼすことは、過去にもブログに書いてきました。もちろん靴を選ぶ際にも関係してくるところです。


足ゆびが使えていないと重心位置は後ろにきます。重心位置が後ろにくるというのは踵と足ゆびの付け根で身体を支えるということです。すると、足の裏全体ではなく、部分的に重さが集中してかかりますから、タコやウオノメの原因となります。また、重さが内側にくる方はアーチをつぶすようになりますから扁平足になります。また、外反母趾や足底筋膜炎も足ゆびが使えていないこと、接地の偏りが大きく関係しています。これらの症状でお困りの方が痛みや違和感を感じることなく過ごせるというのが、コンフォートシューズやインソールの役割だと思います。言い換えるなら、足ゆびが本来のやるべきことをやれていないので、コンフォートシューズやインソールにその役割を肩代わりしてもらっているということです。ですから、今は靴やインソールの力を借りながらでも、いずれは自前で、つまり自分の足ゆびがしっかり機能するように、足ゆびを育てていく必要があると思っています。




■依存からの脱却


良い靴を見つけた!

靴選びが本当に難しいのはここからかもしれません。人間は「これ!」というものを発見したら、特に何かでお困りの方ほど、それに頼ってしまいます。「この靴じゃないとダメなの」とか「このインソールじゃないと足が痛くなっちゃうので何枚もストックがあります」とか仰る方もたまにいらっしゃいます。最初はそれでもいいのですが、いつかは自前に切り替えていきたいものです。その時に切り替えができるかどうかです。依存度が高いと難しいところです。


足整体·町田では、最終的には自分の足が機能的であること、足を含めた全身が軽やかで心地よく暮らせることを皆様に味わってもらいたいと思っています。ちなみにそれは当院についても言えることで、痛くなったらここへ来て何とかしてもらうということから徐々に自前で解決できるように、例えば急に腰が痛くなっちゃったけど寝たら次の日治った、とか最高です。そういう感じの身体になっていただけたら、とっても嬉しいです。なお、そのためにはらくらくカラダ塾でやっているトレーニングを参考にしていただけるといいです。らくらくカラダ塾でやっていることは痛みを無くすことではありませんが、やっていくうちに段々そういう身体になっていくので面白いと思いますよ。最後宣伝になってしまいました。




~足よろこぶ整体院~ 足整体・町田

東京都町田市木曽東4-26-1 新興商事ビル101

営業時間9:30~18:30(当日最終受付17:00)

第2.4日曜日と毎週月曜日、毎週火曜日の午前中はお休みです

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